■ 熊野古道 熊野九十九王子 |
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◆ 発心門王子跡(ほっしんもんおうじあと) 和歌山県田辺市本宮町三越 三越村:紀伊続風土記(現代語訳) |
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熊野本宮の聖域の入口
発心とは発菩提心(はつぼだいしん)、「仏道に入り、仏智を証する志をおこす」という意味の言葉です。 中世、この発心門王子の近くに「発心門」と呼ばれた大鳥居がありました。 藤原定家(1162 〜1241)の『後鳥羽院熊野御幸記』によると、発心門の近くには南無房という尼の宅があり、定家はここを宿所としました。当時、熊野詣の道中、社寺に歌や詩を書き付けることが流行っていたそうで、定家はこの南無房宅の巽(南東)角の門柱に、 慧日光前懺罪根 慧日光前罪根を懺す いりがたきみのりのかどはけふすぎぬ いまより六(む)つの道にかへすな と、発心門を詠んだ詩と歌を書き付けました(定家がこの熊野詣の道中で社寺に歌や詩を書き付けたのはここが初めて)。 その後、発心門王子に参詣し、その社の後ろにある南無房のお堂のなかにも一首書き付け、南無房の尼がじつは歌や詩を書き付けられることを嫌っていたことをあとで知りました。(^-^;A
この杖の交換は何を意味しているのでしょうか。古い杖はどうなったのでしょうか。 古い杖はどうやら先達らの手によって音無川に流されたらしいです。杖を流して死後の安楽を祈る風習があったらしく、先達らによって菩提を弔われたようです。 新たに手渡された金剛杖。 発心門王子で、今まで使っていた杖を献納し、発心門・修行門・菩提門・涅槃門の四門が表わされた金剛杖を渡されるということは、これから道者は発心門・修行門・菩提門・涅槃門の四門をくぐり、成仏を遂げるのだということを表わしているのでしょう。 次の水呑王子までは約30分。 (てつ) 2002.6.16 更新 ◆ 参考文献
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