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★ 熊野カルデラ


かつて熊野に巨大な火山があった

 熊野にはかつて巨大な火山がありました。
 その火山は1400万年前に多量の火砕流を噴出、空洞化した地下に地表が落ち込み、巨大なカルデラを形成し、カルデラ火山となりました。
 カルデラとは火山活動によってできた大きな凹地のこと。熊野の巨大カルデラの規模は長径約41km、短径約23kmと推定されます。日本最大のカルデラである屈斜路カルデラ(長径約26km、短径約20km)をはるかに越える巨大さ。
 熊野カルデラ火山の地下内部ではマグマが上昇し火成岩の岩体を形成。
 その後の風化・浸食によりカルデラの地形は留めていませんが、熊野カルデラ火山の火山活動の痕跡は今の熊野のそこかしこで見ることができます。

熊野カルデラ火山の火山活動の痕跡

 那智の滝がかかる崖は熊野カルデラ火山が生み出した岩体。神倉神社のゴトビキ岩も、熊野速玉大社の例大祭「御船祭(みふねまつり)」で祭礼の場となる御船島も熊野カルデラ火山が生み出した岩体。
 和歌山県で唯一の「日本の地質百選」に選定された「古座川弧状岩脈」も熊野カルデラ火山が生み出した岩体(古座川の一枚岩高池の虫喰岩、浦神の虫喰岩など)。
 また湯の峰温泉川湯温泉、勝浦温泉など、熊野各地の温泉も、熊野カルデラの火山活動でできた岩体のうち、地下に残っているものが温泉の熱源となっています。

 熊野の霊場も温泉も熊野カルデラ火山が生み出したものなのです。

 

 下の2枚の画像は、新宮市教育委員会と後誠介先生にご了承いただき、掲載させていただきました。ありがとうございます。

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 下の動画は2012年7月26日に開催された、後誠介先生の講演「熊野円座からジオパークを考えよう〜君は1500万年前の巨大リングを見たか〜」。最初の1分くらい音が小さいのでご注意ください。講演が始まるのは00:01:45の辺りから。動画の時間は2時間程ですので、お時間のあるときに。


Video streaming by Ustream

(てつ)

2010.12.21 UP
2011.2.18 更新
2012.7.27 更新

 ◆ 参考文献

『熊野地域文化検定 テキストブック 熊野検定』田辺商工会議所

 

 

 


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