■ 熊野の説話 簡略版 |
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◆ 一遍上人にまつわる話 |
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・一遍上人の熊野成道(じょうどう) のちに時衆の開祖となる一遍上人。 本宮に着いた一遍は、本宮証誠殿の前で熊野権現の神慮を仰ごうと通夜する。夢うつつに一遍の前に白髪の山伏が現われる。一遍は白髪の山伏が熊野権現であることを直観した。白髪の山伏は一遍に告げる。 このときから真の一遍の念仏が始まり、一遍は時衆の開祖となる。一遍自ら「我が法門は熊野権現夢想の口伝なり」と語っており、そのため、この本宮での出来事のことを時衆では「熊野成道(成道とは宗教的な覚醒のこと)」という。 ・湯の峰温泉の一遍上人名号碑 湯の峰温泉には、熊野古道「赤木越え(湯の峰と三越峠(みこしとうげ)を結ぶ。紀三井寺に向かう西国三十三所巡礼の道)」の登り口のそばに一遍上人が爪書きしたと伝えられる磨崖名号碑(一遍上人名号碑)がある。 ・熊野古道「赤木越え」にある「鍋破(なべわり)」という地名の由来 湯の峰に爪書きの名号を残したのち、一遍上人は「赤木越え」を歩くことになった。弟子が先に赤木越えの峠で上人を待ちながらご飯を炊いていると、ご飯が炊きあがらないうちに鍋の水がなくなっているのに気づき、慌てて水を汲みに行って帰ってきたら、鍋が割れて米も黒焦げになっていた。そこに後から発った一遍上人が追いつき、これも如来が与えたもうた試練かと、何も食べずに再び歩き始めた。このことからこの辺りは鍋破と呼ばれるようになった。
・熊野古道「赤木越え」にある「献上(けんじょう)」という地名の由来 いま「献上」と呼ばれる場所には一軒の茶屋があった。一遍上人たちが通り過ぎようとするのを、茶屋の主人が引き止め、「お代は要らないから」と、茶屋へ上げ、もてなした。 一遍上人について詳しくは熊野の説話の「一遍上人、熊野成道」をご覧ください。 (てつ) 2005.3.20 UP ◆ 参考文献・参考サイト
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