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◆ 近藤ようこ『水鏡綺譚』青林工芸舎


レビュアー:てつ

 中世の物語のようなマンガ。
 傑作です。作者自身が「自分の仕事の中で一番好きな漫画だった」と述べています。12年の中断を経て完結させました。
 中世の物語の世界を描かせたら、この人の右に出る者はいないのではないか、と思います。

 赤子のときに捨てられ、狼と行者に育てられた少年、ワタル。
 野盗にさらわれ、魂を何処かにおいてきた少女、鏡子(かがみこ)。
 ふたりは、鏡子の家と魂とを探して旅をする。

 第七話「白比丘尼」。
 登場する比丘尼は、熊野権現の護符や女人を救う『血盆経』を授け、地獄めぐりを語り、色を売る、熊野比丘尼

 白比丘尼がワタルに言う。
「この娘が知恵を持った時 おまえたちは別れ別れになるであろう」

 何かを得て何かを失う物語。

 

 近藤ようこさんは、説経『小栗判官』を漫画化し、また説経『しんとく丸』も『妖霊星』と題して漫画化しています。

 読んだことはないのですが、『夕顔』という作品にも、熊野比丘尼が登場するそうです。

近藤ようこ『説経 小栗判官』:熊野の本

(てつ)

2010.2.14 UP

水鏡綺譚
水鏡綺譚
おすすめ平均
stars水色の世界
stars青春絵巻物っ!
stars美しい傑作
stars可愛くて素朴、そしてエロティック
stars得るものと失うものの物語

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icon説経「小栗判官」を漫画化

説経小栗判官 (ちくま文庫)
説経小栗判官 (ちくま文庫) 近藤 ようこ

おすすめ平均
starsオグリとテルテがお呼びです。
stars奥深い

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icon説経「しんとく丸」を漫画化

488379167X妖霊星―身毒丸の物語
近藤 ようこ
青林工芸舎 2004-09

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icon熊野比丘尼が登場する

夕顔

近藤ようこさんの著作

 

 

 


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