| ■ 熊野の本 | ||||||||||||||||||||
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◆ 平野啓一郎『一月物語』新潮文庫 |
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レビュアー:てつ(2007.7.10 UP) 明治三十年初夏、熊野本宮を目指し、熊野古道「小辺路」を歩く青年。その道中での怪異。 古めかしいような文体で書かれていますが、引き込まれて一気に読みました。泉鏡花や上田秋成のような感じの幻想小説です(上田秋成の『雨月物語』の、やはり熊野が舞台の「蛇姓の淫」は意識しているのかな)。 熊野詣を題材に書かれた現代の作家の小説のなかでは、最高におもしろい作品なのではないかと思いました。
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