南方熊楠を知る
南方熊楠顕彰館は、南方熊楠邸の隣に建てられた、熊楠の業績をたたえて広く世間に知らしめるための施設です。2006年(平成18年)5月14日に開館しました。
それまで熊楠邸に残されていた文書・資料・文献をすべて移し、収蔵しています。その数約25,000点! まだまだ未公刊資料が多数あります。
2階建ての建物で、材木をふんだんに使いながらも明るい室内は居心地がよいです。
1階玄関ホールでは、展示パネルやタッチパネルなどにより、熊楠の生涯や業績などを知ることができます。収蔵庫は1階にあり、約25,000点に及ぶ所蔵資料が収蔵され、 窓からその様子を垣間見ることできます。所蔵資料(原資料)の一般閲覧は、なし。
熊楠が守った引作の大クスの枝の一部。2007年9月29日に台風で主枝の1本が折れてしまい、その枝の一部が寄贈されました。引作の大クスは引作神社(三重県南牟婁郡御浜町引作)のご神木。紀伊半島最太の木で、推定樹齢は1500年。搬入の様子は南方熊楠顕彰館のブログで読むことができます。重さ1200kg!(2階にもこれよりは小さい枝の一部が置いてありますが、そちらは重さ500kg。)
2階は交流・閲覧コーナー。 書棚には熊楠関連図書や熊楠の自筆資料(日記やロンドン抜書等)のマイクロフィルム紙焼写真などが置かれ、自由に閲覧することができます。またパソコンが3台置かれ、パソコンからはデジタル化された資料画像の閲覧ができます。顕微鏡で粘菌の標本を見ることもできます。
熊楠ファンの方なら、まったりと1日いられるかも。南方熊楠顕彰館への入館は無料ですし(特別展開催期間中は有料になる)。
ただし隣の南方熊楠邸を見学したい場合は観覧料が必要です。
オリジナル熊楠グッズも販売しています。
白浜町の南方熊楠記念館にもぜひどうぞ。
南方熊楠について詳しくは南方熊楠のキャラメル箱へ
(てつ)
2007.3.9 UP
2011.4.2 更新
2025.6.30 更新
参考文献
南方熊楠顕彰館・南方熊楠邸へ
アクセス:JR紀伊田辺駅から徒歩15分
駐車場:駐車場あり
詳しくは南方熊楠顕彰館・南方熊楠邸HPへ
観光プラン