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引作の大楠(ひきづくりのおおくす)

 三重県南牟婁郡御浜町引作420 引作村:紀伊続風土記(現代語訳)

樹齢1500年、南方熊楠と柳田国男が守った紀伊半島最太の木

引作の大楠

 御浜町引作にある引作神社のご神木の楠の巨木、引作の大楠
 引作の大楠の幹周りはなんと15.7m。感動的なまでに太いです。熊野はもちろん紀伊半島でも最大の太さ。

 引作の大楠は三重県の天然記念物に指定され、新日本名木百選にも選定されています。

引作の大楠

 引作の大楠の樹高は約35m。枝張り四方は40m。推定樹齢は1500年。
 それがまだまだ元気に青々と葉を茂らせています。

 引作の大楠は明治44年(1911年)に付近にあった杉の大樹とともに伐採されることになったのですが、このことを知った南方熊楠は、民俗学者で官僚であった柳田国男に至急便の手紙を出し、伐採の中止を働きかけるよう要請しました。
 柳田は三重県知事に書簡を出し、伐採を中止するよう働きかけ、危ういところでこの大楠だけは伐採を免れたそうです。

 熊楠が柳田に送った手紙の中にしたためた和歌。

音にきく熊野樟日の大神も柳の蔭を頼むばかりぞ

 熊楠が大楠の保存が決まってから詠んだ和歌。

三熊野の山に生ふてふ大楠も芸妓の蔭で末栄枝けり

引作の大楠

 引作の大楠は2007年9月29日に主枝の1本が折れてしまったのですが、枝が折れた後の様子はこちら

(てつ)

2003.6.23 UP
2009.8.21 更新
2010.4. 6更新
2020.4.9 更新

参考文献

引作神社へ

アクセス:JR阿田和駅から車で約10分
駐車場:駐車スペースあり

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