■ 熊野の観光名所 |
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◆ 田中神社(たなかじんじゃ) 和歌山県西牟婁郡上富田町岡 |
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熊野参詣道(熊野古道)中辺路(なかへち)の三栖王子(みすおうじ)から岩田川に抜ける岡道(おかみち)沿い、八上王子(現八上神社)と稲葉根王子(いなばねおうじ)の中程辺りに、田中神社はあります。
この神社の森は全体を藤で覆われており、この藤は、口熊野・田辺に在住した世界的博物学者南方熊楠の命名により「オカフジ」と呼ばれてます(右の写真、鳥居の前にかかって見えるのがオカフジ)。 普通の藤よりも花序が短く、ひとつひとつの花について見ると花弁がやや大きく、色は淡く、翼弁の色は反対に濃い、この田中神社の藤について、南方熊楠は「『本草図譜(ほんぞうずふ)』巻二十九に出てくる「キフジ、オカフジ」と同じもので、植物学者の牧野富太郎はこれに「ヤマフジ」と名を付けたが、「オカフジ」という古い名もあり、初めて認められた田中神社のある場所がちょうど「岡」という地域なので、「オカフジ」という名がよいだろう」というようなことを述べています。 田中神社の姿を、民俗学者の柳田国男は「日本特有の風景」とし、南方熊楠は「熊野三景の一」としましたが、大正4年(1915)に八上神社に合祀されてしまいます。 オカフジが咲くのは5月上旬ころ。
(てつ) 2003.7.11 UP ◆ 参考文献
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