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海桜鮪(かいおうまぐろ)

水揚げされたばかりの生マグロの味わいをご家庭で

和歌山県那智勝浦町にある勝浦港
勝浦港は延縄(はえなわ)漁法による生鮮マグロの水揚げ日本一の漁港です。

延縄漁法とはマグロを1本1本釣り上げる漁法で、生きたまま船上へ釣り上げられたマグロは、漁師の手により船上で1本1本素早く活締めされ、血抜きされます。
そのまま自然死させられたものとは違って、活締めされたマグロは、味、鮮度ともに、とても良質です。

その良質なマグロを、那智勝浦町の水産会社ヤマサ脇口水産が開発した独自の冷凍特許技術で、水揚げされたその日のうちに冷凍したのが「海桜鮪(かいおうまぐろ)」です。

通常の冷凍マグロは、冷凍時に細胞を破壊するので、解凍時にドリップと呼ばれる赤い液体が出ます。ドリップには旨味成分が多量に含まれ、そのため通常の冷凍マグロは生のマグロと比べると味わいが劣ってしまいます。また解凍方法も難しく一般の家庭では扱いにくい物でした。

ところが、ヤマサ脇口水産が開発した冷凍特許技術により冷凍した「海桜鮪」は、解凍時にドリップが出ません。また解凍方法も簡単。パッケージのまま水を張った桶に入れ、あとは流水を流し入れて8~13分放置。それだけで水揚げされたばかりのマグロと同品質のマグロをいただくことができます。

海桜鮪

海桜鮪

また解凍した後に開封して冷蔵庫で1日置くと熟成されて、さらにおいしくなります。

家庭の冷凍庫でも1ヶ月の保存が可能ですので、水揚げされたばかりの生のマグロの味わいをご家庭でいつでもお手軽に楽しむことができます。

「海桜鮪」という名前は、解凍時に桜の花が開くようなイメージから付けられました。

もっちもちです♪

(てつ)

2010.10.20 UP
2011.2.9 更新
2020.3.15 更新

参考文献