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引作の大楠(ひきづくりのおおくす)

 三重県南牟婁郡御浜町引作420 引作村:紀伊続風土記(現代語訳)

南方熊楠と柳田国男が守った紀伊半島最太の木(枝が折れた後)

引作の大クス

 御浜町引作にある引作神社のご神木の楠の巨木引作の大クス
 2007年9月29日に主枝の1本が折れてから、初めて見に行きました。 折れる前の姿はこちら

 引作の大クスは紀伊半島で最も幹の太い木。
 屋久島の縄文杉が幹周16.1m、樹高30m、推定樹齢3000年以上に対して、引作の大クスは幹周15.7m、樹高は約35m、推定樹齢1500年。

引作の大クス

引作の大クス

 枝が折れた部分は、鉄板のようなものでカバーされていました。

 この引作の大クスは、明治44年(1911年)に付近にあった杉の大樹とともに伐採されることになったのですが、このことを知った南方熊楠は、民俗学者で官僚であった柳田国男に至急便の手紙を出し、伐採の中止を働きかけるよう要請しました。
 柳田は三重県知事に書簡を出し、伐採を中止するよう働きかけ、危ういところでこの大クスだけは伐採を免れました。

(てつ)

2009.8.21 UP
2020.4.9 更新

参考文献

引作神社へ

アクセス:JR阿田和駅から車で約10分
駐車場:駐車スペースあり

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