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平治の滝(へいじのたき)あるいは平治滝(へいじだき)。
本宮町名勝八景のひとつ。
林道平治川線を終点まで行き、そこから徒歩で10分ほど。
落差33mの2段の滝。下段8m、上段25m。 |

下段の滝 |

上段の滝 |
下段のほうを雌滝(めんたき)、上段を雄滝(おんたき)といいます。
雄滝の前に祀られる不動尊
かつてこの辺りには平治川という集落がありました。
平家の落人が隠れ住んだと伝えられる集落です。
平治の滝は雨乞いに霊験あらたかな滝として近隣に知られていました。
ウナギであるとも、大蛇であるともいわれていた滝の主は、梅干しが嫌いであるといわれ、梅干しの種を滝に捨てただけで、雷が鳴り、雨が降るといわれていました。
また、牛の糞などのような汚いものを放り込んでも、雷が鳴り、雨が降るといわれていました。
滝の主を怒らせて、雨を降らせたのですね。(^-^;
雨乞い踊りを踊ったり、お神酒を供えて拝んだりというやり方もありました。
また、霊験あらたかな滝であるため、月の障りのある女の人は10日間、親を亡くした人は1年間は行くことができないといわれていました。
平治の滝は、滝の色が七色に変わるといわれ、また、こんな伝説も残されています。
昔、平治川の娘がこの滝に行くと、美しい男がいた。
娘は男にどこの者かと聞くと、
「武住(ぶじゅう。平治川から一山越えたところにある集落)のガマの滝」とだけ答えた。
二人はよい仲になったが、ガマの滝まで行くと、男は大蛇となって滝に入った。
娘は驚いて逃げ帰ったが、病気になってしまったという。
『ほんまもん』では、山伏姿の山中木葉がこの滝の前でほら貝を吹いていました。
普段は穏やかな滝なのですが、撮影日前日の大雨のため、ものすごい水量の滝になっていました。
増水した滝の勢いは凄まじく、あらかじめ考えていた通りには撮影はできなかったようです。
(てつ)
2001.12.12 UP
2002.2.8 更新
◆ 参考文献
小坂橋淳『紀州の滝340』 紀伊民報社
近畿民俗学会『熊野の民俗―和歌山県本宮町―』初芝文庫
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