熊野神社

福島県大沼郡会津美里町丸山（詳細番地不明）

県道128号線の側、丸山の麓に鎮座している。
その昔、第80代高倉天皇の遺品を山頂に納めたので高倉山とも呼ばれる。
ここは会津３３ヶ所の第２３番の礼所で、
高倉帝の護身仏といわれている、11面観音を安置している。

会津平野から遠望されるが、残念な事に西側は土砂の採取がおこなわれ地肌があらわである。
熊野神社の石段の左には、高倉観音へ登る石段が延びている。

拝殿の神額には八幡神社とも記されている。
鳥居の神額には、八幡神社・熊野神社・稲荷神社が表示されている。

御祭神　不詳

由緒　　　「新編会津風土記」の大八郷村の項には
「高倉山　村北一町にあり、高五十六間余、周十一町余、
田畝の間に突出し佗山につつかす、形状まとかなる故土人丸山と称す、以下略」
「熊野宮　境内東西四間半南北六間、免除地　村西三町二十間にあり、鎮座の始しれす、
鳥居・拝殿あり。相殿二座　八幡宮　本村より移す、稲荷神　同上」とあり、
その当時より三社は相殿で祀られていたようだ。