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熊野謎解きめぐり 大地がつくりだした聖地
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野中の清水(のなかのしみず)

和歌山県田辺市中辺路町野中 野中村:紀伊続風土記(現代語訳)

日本名水百選、熊野詣の人々の喉を潤した名水

野中の清水

 継桜王子の前の崖下の旧国道311号沿いに湧き出る清水。熊野詣の人々の喉を潤したという名水で、日本名水百選のひとつに選定されています。野中の清水は現在も地元の人たちの貴重な飲料水・生活用水として使われている湧水です。

野中の清水

 傍らには、松尾芭蕉の門人、服部嵐雪(はっとりらんせつ)の、

すみかねて道まで出るか山清水

 の句碑があります。宝永2年(1705)に仲間7人とともに伊勢と熊野を詣でたあと、田辺方面に向かって歩いていく途中、ここに立ち寄って詠んだ句です。

 また、斎藤茂吉の、

いにしえのすめらみかども中辺路を越えたまひたりのこる真清水

 の歌碑も建てられています。斎藤茂吉は、昭和9年(1934)に土屋文明とともに熊野に来て、自動車で白浜に向かう途中に立ち寄って、この短歌を詠みました。

野中の清水

野中の清水
継桜王子前の古道から野中の清水の見下ろす

(てつ)

2003.2.15 UP
2020.7.3 更新

参考文献

滝尻王子へ

アクセス:JR紀伊田辺駅から龍神バス熊野本宮行きで1時間25分、一方杉バス停下車、徒歩20分
駐車場:駐車場なし

熊野古道レポート
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