熊野神社
愛知県岡崎市六名町字真宮1番地
今回の熊野神社も鎌倉街道探索の途中に確認しました。
場所は、岡崎市のやや南部の位置であり、鎌倉街道が矢作川を渡河した東側になります。
旧街道(今では遺構のみです)に平行してJR東海道線が走っており、
ここでも人間が踏み固めた自然態の街道が近代の土木技術で建設された鉄道と、
ほぼ同じ場所が選ばれたことに対し、不思議な関係があります。
熊野神社は、真宮神社、市杵島社の三社と合祀されています。
境内に設置されている石碑「趣旨」によると
真宮神社の創建は第十三代成務天皇(西暦131年〜190年)で、
第28代天皇宣化天皇(西暦535年〜539年)の皇女小石姫命が紀州から移られ、
6人のご兄弟の産石を真宮の神としたことから、
「六石」そして現在の「六名」という地名の始まりという。
当時は、熊野信仰が盛んで、この郷の一部が熊野神領となり、
その縁故から伊弉那美命を勧請し、
熊野神社を祀ったという。

神社正面。合祀されている、熊野社,真宮社、市杵島社が表示されています。
昭和44〜55年に施工された土地区画整理事業により、
周囲にあった熊野神社などを一箇所にまとめ合祀されたものです。
その後、市杵島姫命を祀り、この三社を産土神として、
この地の生活が営まれ発展してきたと感謝されています。

境内に設置されている熊野神社,真宮神社、市杵島社三社の合祀記念碑です。
裏面にご報告した歴史などが書かれた「趣旨」があります。

神社の北側にある国史跡「真宮遺跡」です。
ここには縄文時代晩期(約3千年前)から鎌倉時代にかけての複合遺跡が発見されています。
鎌倉時代に人が住んだ場所であれば、
鎌倉街道(鎌倉時代の道)があったことは街道ファンでなくても自然と思われます。