■ 熊野の説話

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◆ 高山・敷屋の地名の由来


 和歌山県田辺市本宮町に高山という集落があります。その高山という地名の由来。

 昔、高山に狩りの名人がいた。あるとき、大きい鷹を見つけて、矢を射かけたが当たらず、持矢が最後の1本となった。これで射殺さねばと最後の1本を引き絞ったとき、どこからともなく声がした。
「われは 本宮の大神である。汝がどんなに矢を射るともわれに当たることはない。汝が放った矢はすべてわれの尻に敷いている」

 狩人は神のお告げに感涙し、本宮の地に向かって礼拝した。それから一生鷹に向かっては矢を向けないと誓い、鷹山という地名となり、現在の高山となった。また矢を敷いたので敷矢となり敷屋となった(高山はかつては敷屋村に属していた)

 高山には、この地にいた甚兵衛という猿使いが猿芸を全国に広めたとの伝承もあります。

(てつ)

2009.8.7 UP

 ◆ 参考文献

くまの文庫2『熊野中辺路 伝説(上)』熊野中辺路刊行会

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