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◆ 水木しげる『猫楠 南方熊楠の生涯』 角川文庫ソフィア


レビュアー:てつ(2003.2.27 UP)

 紀州が生んだ世界的博物学者、南方熊楠(みなかた・くまぐす)の生涯を、妖怪博士水木しげるが描く。

 18ヶ国語のみならず、猫語や幽霊語をも解した希代の大怪人、南方熊楠。

 日本が近代化に躍起になっていた明治時代、熊楠はひとり英国に渡り、数々の論文を発表。大英博物館の嘱託となる。国際的な業績の数々を残し、欧米の学会では世界の碩学としてミナカタとダーウィンとスペンサーの3人を記録したとか。

 帰国後は熊野に住み、在野の学者として、粘菌や隠花植物、民俗などの研究に没頭。明治政府が神社合祀令を発すると、猛烈な反対運動を行い、熊野の森を守ろうと懸命に闘う。

 このような熊楠の生涯が忠実に描かれている。幽霊や妖怪が登場するが、猫や幽霊や妖怪とのやりとりにまったく違和感がないのが熊楠の凄いところ。
 熊楠を描いたマンガでは間違いなく、この作品が最高傑作である(個人的主観(*^o^*))。

(てつ)

猫楠―南方熊楠の生涯 (角川文庫ソフィア)
猫楠―南方熊楠の生涯 (角川文庫ソフィア)水木 しげる

おすすめ平均
stars水木ワールドに棲む熊楠
stars奔放に生きる
stars幸福であったかどうかは、棺桶に足を突っ込むまでわからない
stars怪人(南方)×怪人(水木)=本書
starsマンガ表現と史実が融合した、すばらしい伝記

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関連サイト
南方熊楠資料研究会
青空文庫作家別作品リスト:南方熊楠
 
とくに『神社合祀に関する意見』はお薦め。
南方熊楠記念館
 和歌山県白浜町にあります。

南方熊楠についての本(Amazonヘリンク)

南方熊楠の著作(Amazonヘリンク)

十二支考〈上〉
十二支考〈下〉
南方熊楠コレクション〈第1巻〉南方マンダラ
南方熊楠コレクション〈第2巻〉南方民俗学
南方熊楠コレクション〈第3巻〉浄のセクソロジー
南方熊楠コレクション〈第4巻〉動と不動のコスモロジー
南方熊楠コレクション〈第5巻〉森の思想
南方熊楠・土宜法竜往復書簡
南方熊楠男色談義―岩田準一往復書簡
柳田国男・南方熊楠往復書簡集〈上〉
南方熊楠全集 (1)
(全10巻 別巻2)
南方熊楠選集 (1)
南方熊楠日記 (1)?1885 ̄1896 付録珍事評論

 

 


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