■ 熊野の本

 み熊野トップ>熊野の本>小説・エッセイ

マンガ小説・エッセイ参考文献ガイドブック参考文献一覧てつの読書記録売り上げランキング

Google

◆ 内田康夫『鯨の哭く海』祥伝社文庫


レビュアー:てつ(2008.1.12 UP)

 浅見光彦シリ−ズ。
 秩父での殺人事件が熊野太地での殺人事件に繋がっていくストーリーの展開が見事です。

 事件の背後にあるのは捕鯨問題。

 気軽に読める本ですが、捕鯨問題については考えさせられてしまいます。

 捕鯨国と反捕鯨国の対立。
 捕鯨に反対する人たちは、鯨の数が増えても食べてはならないと考えているのではないか。捕鯨は悪だと考えているのではないか。
 そうすると捕鯨問題は解決しようがない。反捕鯨は正義で捕鯨は悪なのか。

 牛を殺して食べることはよくて鯨を殺して食べることはいけないのか。
 自分が殺され食べられるとしたら、牛であるよりも鯨でありたいと思う。

 小説のストーリーの基底には、太地で明治11年12月に実際に起こった大惨事「大背美流れ(おおせみながれ)」がモチーフとしてあります。

 

内田康夫さんの著作

 

内田康夫さん原作の映像作品

   

鯨の哭く海 (祥伝社文庫)
鯨の哭く海 (祥伝社文庫)内田 康夫

おすすめ平均
starsデリケートな捕鯨問題
stars捕鯨問題について
stars社会派ミステリーとは言うが・・・

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

スポンサード リンク


み熊野トップ>熊野の本>小説・エッセイ