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◆ C.W.ニコル『勇魚』文春文庫


レビュアー:ヨシヒトさん(2011.10.20 UP)

江戸末期から明治かけた時代の太地の鯨取りの物語です。
いつだったか忘れるくらい昔に読みましたが、ウエールズ出身の外国人がここまで書けるかという驚きと物語の面白さというか壮大さが余韻として残っております。

主人公がカナダに密航し帰郷する筋書きのところが、井上靖の「おろしや国酔夢譚」の大国屋光太夫や、津本陽の「椿と花水木」のジョンマン次郎といった実在の人物とも重なって来ました。

最近知りましたが、ニコル(さん)は太地にも1年以上住まわれていたそうです。
また「日本人の知らない日本へ」というNHKのシリーズ番組でニコル(さん)が案内役で出ていましたが、その内の一編「熊野古道編」でも案内役を務めていました。
そのような事で、以外にC・Wニコル(さん)は熊野に縁が深いのかも知れません。

 

C.W.ニコルさんの著作

 

 

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