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◆ 高倉神社跡(たかくらじんじゃあと)  和歌山県新宮市熊野川町日足字相須神丸


赤木川の川岸にある社殿のない神社

 県道44号線、和歌山県新宮市熊野川町日足の川沿いに鳥居があって気になって車を止めて見てみました。

高倉神社

 赤木川に向かって鳥居が立っています。

高倉神社

高倉神社

高倉神社

高倉神社

高倉神社

高倉神社

 古座川の祓いの宮河内神社のようです。

 「何という神社だろう? ネットで調べたらわかるだろうと思っていたけれど、調べてみてもわからない。御存知の方、教えてください!」とブログで書いておいたら、とある神主さんから情報をいただきました。

 ※ ※ ※ ※ ※

紀伊続風土記』巻之七十九牟婁郡第十六の三村郷日足村相須神丸(あいすかんまる)の記事に、
○能坐淵
小口川(現在の赤木川)の淵なり此淵を指して宮本と云ひて相須の産土神として川端の岩を神體と崇むと云ふ
なるものがみえます。

『紀伊続風土記』に紹介している「能坐淵」かどうかはっきりとは分かりませんが、現状で他に該当する場所が見当たらないので…。「能坐淵」が自然・人為的に痕跡を留めていないケースの蓋然性は低いかと思われます。

また、地元の方々に伺ったところ、
かつてあの淵(熊野川町日足字相須神丸番地不明)には「高倉神社」という社があり、いつ頃か熊野川町日足625の「高倉神社」に合祀した。現在でも11月3日の例祭日には、「高倉神社」跡地で祭典を斎行した後に、合祀先の日足625の高倉神社で祭典をしている。
とのこと。

また、『和歌山県神社誌』の日足625の高倉神社の頁をみると、
祭神
(主祭神)高倉下命
由緒
旧村社であり明治末頃志古の神社相須の神社田長の神社椋井の神社日足浦地の神社等合併しては日足高倉神社として合祀したのが現在の高倉神社、それは大正末期頃の事の由
とあります。

明治の『和歌山県神社明細帳』が手元に無く、合祀の詳細がわからないので、なんともいえません。
『紀伊続風土記』同日足村の記事にみる一村の産土神「八幡宮」との関係も気になります。
まあ、水田地帯でかつ度々水害を被った当地の赤木川に対する信仰が基であった事はいえるのではないでしょうか。

 ※ ※ ※ ※ ※

 情報提供ありがとうございます。
 合祀先の日足625の高倉神社は国道168号脇にある神社。

 ◆ 参考文献

『紀伊続風土記』臨川書店


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2011.7.26 UP

 

 


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