■ 熊野の観光名所

 み熊野トップ>熊野の観光名所>新宮市

カスタム検索

◆ 妙心寺(みょうしんじ)  和歌山県新宮市千穂1丁目


熊野比丘尼の拠点

 神倉山の麓、神倉神社の太鼓橋から数十メートルの所に妙心寺はあります。
 神倉神社の本地仏である愛染明王を祀る尼寺。現在は無住で、熊野速玉大社 の管理下にあります。

妙心寺

 以下、境内の説明板より。

妙心寺の由来

 神倉山「中の地蔵」の造営・勧進元(本願所)の尼寺。本尊は神倉神社の本地仏愛染明王。

 寺伝によると、天仁2年(1109)、鳥羽院の熊野御幸に供奉した永信尼(えいしんに)が住し、大治3年(1128)には白河院の女院が、当寺で心妙なる霊夢を得たことから寺を建立、寺号をとしたともいう。鎌倉時代には法燈国師の母が入寺したと伝え、勧進聖の拠点寺院としての由来を物語る。

 本願寺院としての活動は、大永年中(1521〜27)より享禄4年(1531)に至る、比丘尼妙順尼(みょうじゅんに)と弟子祐珍尼(ゆうちんに)の神倉勧進・再興にはじまる。それより修験道を兼ねる本願職を免許されたという。天正17年(1589)には祐信尼(ゆうしんに)・金蔵坊(こんぞうぼう)が九州を勧進し、神倉社を復興している。中世末から近世所期にかけて、多くの熊野比丘尼らを配下にもつ本願寺院として栄えてきた。

 しかし、近世には熊野三山の運営の中心であった社家の勢力におされ、力を失ったが、公家の息女が数代入寺するなど、門跡尼寺としての由緒ある寺歴を伝えている。

 明治初年の神仏分離で神倉神社と分かれたが、法燈国師の托鉢用の木鉢(県指定文化財)や唐竹の杖、歴代住持の像など、多くの寺宝が伝来する。

新宮市教育委員会

 

妙心寺

 南方熊楠の「南方二書」には、

 新宮では、神社合祀を東牟婁郡中に励行したが、まず郡内の手弱い素朴の民が多い七川郷から始め、神社を多く合祀、しかし添の川という所で暴動が起こり少々躊躇、これのため高田という山村また那智村の辺りは全く抗議し、今日まで残存した。その入れ合わせに、小生が昨年の国会へこのことを持ち出さないうちにと、大急ぎで新宮中の神社のことごとく破却公売し、新宮神社へ合祀する。その時の励行はじつに烈しく、鳥羽院に随侍して来た女官が立てた妙心寺という寺までも、神社と称し破滅しようとするに至った。

というようなことが書かれています。

 熊野の説話:妙心寺由来

 ◆ 参考文献

中沢新一 責任編集・解題『南方熊楠コレクション〈5〉森の思想』河出文庫

 

お近くの宿


アクセス:JR新宮駅から徒歩15分
駐車場:出雲大社新宮教会横に神倉神社観光客用駐車場あり(利用時間 7:00〜19:00、駐車可能台数 6台)
地図Yahoo!地図

■新宮市の観光スポット
熊野速玉大社
神倉神社
阿須賀神社
徐福公園
桑の木の滝
浮島の森

■観光プラン
お燈祭りをたどる旅

■宿泊
新宮の宿泊施設
本宮の宿泊施設
勝浦の宿泊施設

新宮市へのアクセス

(てつ)

2010.3.10 UP

 

 

 

■熊野入門
熊野とは?
熊野三山とは?
熊野古道とは?
熊野詣とは?
熊野三山の主神
世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」
熊野へのアクセス

amazonのおすすめ


み熊野トップ>熊野の観光名所>新宮市