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★ 梛(なぎ)の葉


 梛(なぎ)の木は熊野のご神木です。

 中世の京方面からの熊野詣は、熊野三山巡拝ののち、再び本宮を訪れ、本宮より下向するのですが、その折、道者は、本宮の油戸門(熊野本宮回廊十二門のひとつ)にて先達(せんだつ。熊野詣の案内人。山伏が務めました)より熊野牛王法印と梛の葉をいただいてから、帰途の旅に出立しました。

 梛の葉は金剛童子(仏教徒の守護神で、阿弥陀如来の化身とされた)の変化身と考えられ、参詣者は帰途の安全を願い、梛の葉を護符として袖や笠などに付けたそうです。

ちはやぶる熊野の宮のなぎのはをかはらぬ千世のためしにぞおる

(『拾遺愚草』藤原定家詠歌1首)

 また熊野比丘尼は、熊野牛王法印や梛の葉を配って人々に熊野信仰を広めました。

 熊野速玉大社には日本最大の梛の木があります。

 

 梛の葉関連の熊野の説話

 梛の葉でペンダントを作ってみました。

(てつ)

2008.2.24 UP
2009.10.15 更新

 ◆ 参考文献

根井浄 山本殖生 編著『熊野比丘尼を絵解く』法蔵館

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